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戦国時代・上杉家の執政・直江兼続の偉業を紹介する専門サイトです。主に米沢での偉業を中心にご紹介します。

2009年5月2日に松川河川敷で行われた武てい式について

トピックス −2009年米沢上杉まつり−

2009年5月2日 米沢上杉まつり 武てい式
 5月2日は神仏にかわって不正不義を討つという信念に基づき、上杉謙信公が出陣の度に行った神仏に戦勝を祈る儀式・武てい式が松川河川敷で行われました。武てい式に先立ち、武てい式行列(上杉神社への参拝、刀八毘沙門天を祀る千勝院での祈祷、上杉家御廟所・謙信公の御霊への祈祷)が行われました。
上杉神社から始まる武てい式行列松が岬公園(上杉神社)から始まる武てい式行列
上杉神社から始まる武てい式行列・謙信公
武てい式行列・上杉謙信公
千勝院へ祈祷武てい式行列・千勝院での祈祷
御廟所で謙信公の御霊への祈祷
武てい式行列・御廟所で謙信公の御霊への祈祷
武てい式の流れ
1.開式宣言
武てい式・開式宣言
次々に駆けつける二十八将
 武将の集合を告げる「総登城」の太鼓が打ち鳴らされ、二十八将が会場へ駆けつけます。
2.軍団集結
<武てい式・軍団集結
馬廻組による槍舞
 軍奉行が謙信公に全軍団の集結を告げ、侍組の子息達からなる「青龍隊」による演武、続いて「馬廻組槍隊」による槍舞が行われます。
3.軍神勧請
武てい式・軍神勧請
 軍神を招き迎える儀式、伶人、神官により奏楽が行われ、次に軍奉行の「軍神勧請」の声で、砲術隊による発砲があり、上杉太鼓が打ち鳴らされます。謙信公は軍師を従えて神前に進み祈祷を行い、神前に供えてある水(五沾水)を竹筒に移します。
4.五沾水の儀
武てい式・五沾水の儀
五沾水を受け取る武将達
 五沾水は神の水であり、これを受ける事で神に代わって敵を討つ信念が固められます。各武将は五沾水を軍奉行から受け、最後に軍奉行と軍使がそれを受けます。
5.賜旗
武てい式・賜旗
 謙信公によって先手の大将に「刀八毘沙門」の旗、二の見の大将に上杉家家宝「八幡の御弓」、僧侶に帝から賜った「天賜の御旗」が渡されます。出陣を前に、お能衆によって謙信公の和歌が朗詠されます。
6.出陣
武てい式・出陣
砲術隊による発砲実演
 謙信公「出陣」の号令で火縄銃の発砲があり、上杉太鼓・軍螺が打ち鳴らされます。軍奉行の抜刀の号令と謙信公の掛声により、武将達はそれに呼応し押前の闘をあげ、上杉軍団は行進を行い、武てい式は終了します。
「武てい式の流れ」−米沢上杉まつりチラシより−